美山のこと

date: 2024.11.09
毎年10月末から11月初めに行われる美山クラフトウィーク。
NiNESが運営しているcocoNotsu でもオープンして2度参加しましたが、3回目の今年は思うところがあり「クラフトウィーク」という言葉を全く使わずに「Like A Travelling Birds」という企画をしてみました。



なるべくネガティブな発信はしないように心がけているのですが、地域の未来が消えるような気がするので少しだけ・・・

薩摩焼の郷、クラフトマン ヴィレッジなど美山にはモノづくりやアートのイメージを持たれている方も多いと思います。市もそれを推進しているかのように見えたので、地元作家さんの展示や他の地域から作家さんを呼び、良いサイクルが生まれるきっかけづくりをしてきました。
しかし、市の会合で意見を求められて発言しても何ら汲み取られることもなく、地域の飲食店としか扱われてないのに、クラフトウィークを代表する風景としてcocoNotsuの画像が無断で使用される。そんなことが続くとさすがに不信感しかなくなります。

種類は違えど同じモノづくりをしているNiNES、作家さんがどんな想いで作品を作っているかその気持ちを共有するのは難しいことではありません。それをB級品が割引価格で買えるお祭りというキャプションまでつけて窯元ではなく、わざわざcocoNotsuの写真。
B級品を減らして本来の作品に触れてもらう機会を増やしたい。違う地域の作家さんも呼んでモノ作りの楽しさを広めていきたい・・・とちょうどそんなことを考えていた我々にとってタイムリーに打撃を与えてくれました。

そこから生まれた「Like A Travelling Birds」自由に旅する鳥のように・・・ 何のしがらみもなく、自由に作品をつくり、自由に交流する、そんな場所が美山にあること。
誰かが興味を持ち、素敵な作家さんやお店が集い、いつしか住人も増えていくような幸せのサイクルを私は望んでいるのです。



一年のうち一週間だけ人が来て物が売れればいい。そんなお祭りはあってもいいのですが、そこに未来は託せません。それをやれば活性化終了ではないですよね?

こんなモヤモヤした気持ちは2024年で終了させたいので、2025年からは同じ未来を語れる人々と新しい動きをスピーディーに進めたいと思います。 やろうと思うことはすぐ動く、そして持続して進化を続ける・・・
いつまでも? Like A Travelling Birds の気持ちで・・・