原爆の日に思う事・・・

date: 2013.08.06

今日は68回目の広島原爆の日という事もあり、「核」について考えている事を
書こうと思います。世間では、「原爆」と「原発」を一緒にして反対、反対と
唱えている人がたくさんいます。そしてそれは、現実を直視していないと諭す
人もまた、たくさんいます。
全く同じ次元の話しではないですが、世界で唯一原爆による攻撃を受け、悲惨な
経験をした国なのに、安全に使うからと言って原発を導入し、さらに失敗をして
しまった日本。今、メディアがお笑いや芸能番組をせっせと放送している間にも
放射能は漏れ続け、いずれ国際的な非難を浴びるでしょう。

同じ「核」が中心にある事は紛れもない事実で、原爆と原発をなくすと宣言する
のに最も適任な国のはずです。放射能による被害者を出さない、そういう意味で
同じ場所で語られてもいいのではないかと思います。
私は、原発反対ですが、いますぐゼロにとは思いません。廃炉にするにも数十年
かかりますし、経済活動を考えるとすぐにゼロにはできません。
自然エネルギーに転換するといっても、いったいどれだけカバーできるんだという
人もいます。でも、正直な所、既得権益や交付金など経済的な理由で、原発擁護を
しているだけだと思います。やる前から否定して利益を守ろうと。
どうしたら打開できるのでしょうか?・・・私は、自然エネルギー分野に参入すると
「儲かる」と思わせる政策を取る事だと思ってます。一般企業もみんな公平に
ビジネスチャンスがあれば、こぞって参入し、巨大産業になると思います。
そうすれば技術革新なんてあっという間です。交付金など全部そっちにまわす。
既得権益を持っている人にはちょっとだけ優遇措置を取ってあげる。
そしたら、そんなに文句言わないんじゃないでしょうか?

私のいる店舗関係の世界でも画期的な進化があったところです。つい5年前ぐらいまでは
LED照明は開発されていても、全く光量が足りず、演色性も悪く、見向きもしませんでした。
ところが、メーカーが本気で開発を始め、思い切った価格で勝負にでると、
一気にLEDに流れは変わり、あっという間にパワフルでキレイな光を放つ器具が
できました。今ではLED以外は考えられないぐらいです。間接照明や看板など
細くて美しい造形が可能になりました。ロングライフという意味でも、デザインの
可能性を格段に広げてくれてます。これほどの変化は、CADが導入されデジタル化
の波が一気に進んだ時以来だと思います。

自然エネルギー分野は、今はドイツなどにリードされていると思いますが、
みんなが、同じ目的をもって競争し合えば、自然エネルギー大国になるのは
そう難しいことではないと思います。日本のチカラであれば。
自然エネルギーを産業として成功させて非核化を成功させる。そういう誇れる日本を
子孫に残していきたいと、今日 この日に考えていました。